orutana2020のブログ

文章を書く上で疑問に思った事や、調べた事を適当に掲載します

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

僕達の世界線は永遠に変わらない [大流星群!]

「了解だ飛鳥井くん!このカラス達をとっとと片付けて彼女らのところに行こう!」 飛鳥井の口調と内容から敵を倒して早急に移動しなければならない状況だと理解したのか、八神が何一つ異論を唱えず攻撃に力を入れる。 元科学者で戦闘に関してはどちらかとい…

僕達の世界線は永遠に変わらない [火急!]

「結月ちゃん。牢獄の位置を維持するためのフォローをするわね」 美琴が結月と同じような格好をしてサイコキネシスを発動し、カラハグを閉じ込め空中に浮く牢獄の位置維持に助力する。 「あっ!?楽になったわ。ありがとう美琴さん!」 「これでもうちょっと…

僕達の世界線は永遠に変わらない [プリズンロック]

美琴がサイコキネシスを発動させた時点で敵に位置はバレていた。 人間が何人いようと構わないといとでも思っているのだろう。カラス王カラハグは何も恐れることなく、単騎で翼を広げ真っ直ぐ部屋へと向かっていたのである。 「やっぱり回復の暇をくれるほど…

僕達の世界線は永遠に変わらない [感嘆]

美琴の「サイコキネシス」による金縛り、、チャラの「超爆電気」からの「神千切り」、さらには匡の「真空崩壊砲」と波状攻撃でたたみかけ、その場に居なかった飛鳥井の瞬間移動での刀による不意打ち! 確実に一刀両断で斬り捨てられる筈であった!が!? 「…

僕達の世界線は永遠に変わらない [波状攻撃!]

「カカカッ!巨大猫と弱そうな人間がイキっておるわ。何処で勝負しても我の勝利は揺るがぬ。望み通り地上戦をしてやろう」 「僕はイキってないけどな...でも『弱そう』って...なんか腹立ってきた」 見た目は普通の人間なのだから仕方がないと言えば仕方がな…

僕達の世界線は永遠に変わらない [決戦の始まり]

「んじゃ、開戦ということで」 「ヴン!」 飛鳥井はカラハグに交戦開始の意思を告げ、居場所を把握しているメンバーの元へ瞬間移動した。 カラス王も動く。 「クゥア~ーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」 消えた飛鳥井の空間とは逆の方向を向き、至…

僕達の世界線は永遠に変わらない [キングス・セル(王の細胞)]

「カカカッ。貴様、我の話を聞いて内心穏やかではないな?なかかな良い表情をしているぞ。我は貴様らを駆逐し、さらに強くなってまずは東京を支配するつもりだ。つまり貴様らの存在など我にとっては強くなるための糧でしかない。もっと我を恐れて良いのだぞ…

僕達の世界線は永遠に変わらない [王との会話]

カラハグが鋭い眼光を煌めかせて言う。 「貴様、いや、貴様らは、我が部隊が迷わずここへ一直線に進行して来るのを不思議だとは思わなかったか?」 「......ああ、思ったかもしれないなぁ。それがどうかしたのか?」 どう答えようか一瞬考えたがさほど重要性…

僕達の世界線は永遠に変わらない [飛鳥井の狙い]

作戦を組み立てる時間を奇しくも失ってしまった飛鳥井が、ためらう暇など微塵も感じさせずに指示を出す。 「いいか、みんな。一回しか言わないぞ。女性陣は家屋に隠れてサポート!八神さんと柴門、匡とチャラはそれぞれペアを組んでいつでも戦えるように戦闘…

僕達の世界線は永遠に変わらない 「話せば話すほど]

「実際にカラハグと戦闘した柴門君がそう言うなら...」 八神はそう言ってあっさりと口を閉ざす。 昨夜の夕食時に険悪な雰囲気だった柴門と八神だったが、今日、化け物カラス達との戦闘で互いに連携し助け合ったことが彼らの友情と信頼を育んでいた。 「え~…

僕達の世界線は永遠に変わらない [七人と一匹]

共に移動して来た匡、結月、チャラも戦闘に加わったことで総戦力がUP!化け物カラスの掃討は、飛鳥井の予想通りことの他早く決着したのだった。 数時間振りに二つのチームメンバーの7人と一匹が誰一人欠けることなく集結し、近くにあった公園の木陰で最終決…

僕達の世界線は永遠に変わらない [油断大敵]

「ギャア!?カァ!?ギョッ!?」 「ヒートランス無双」、そう云って差し支えはないであろう。 灼熱の鉄の槍が縦横無人に空中を暴れまわり、化け物カラス達の身体を貫き焼いて行き、たまらず叫び声を上げて絶命して行く! 「鉄錬金!アイアンウィップ!」 …

僕達の世界線は永遠に変わらない [ヒートランス!]

「ありがと八神さん!こいつでアイツらを串刺しにしてやるわ」 正常な世界であれば周りの男性がひいてしまうような言葉を口にする美琴。 た、頼もしいが恐ろしい... 「でもちょっと大きく作り過ぎたかもだから重量がきついかもだよ」 「大丈夫大丈夫。まぁ見…

僕達の世界線は永遠に変わらない [大爆発!]

「カァッ!?そんな単純な攻撃など喰らうか!」 ヴォルガが自身に向かって来る特大光球を避けようと、半分は焼け焦げた翼を広げ地上から飛び立つ! 「鉄錬金!アイアンランス乱れ撃ち!」 隙を伺っていた八神がすかさずヴォルガを狙い20本以上の鉄の槍を出現…

僕達の世界線は永遠に変わらない [盲点]

「八神さん!そいつから距離をとってくれ!」 ボマー能力の思わぬ盲点!? 反撃に転じようとし柴門だったが、八神とヴォルガの距離が5mくらいしか無く、爆発に巻き込まれる可能性を考え攻撃を控えたのである。 柴門の技はその破壊力ゆえ、使いどころは冷静に…

僕達の世界線は永遠に変わらない [武士道]

ヴォルガは「巨漢」と云われるだけあって、同じく幹部だったキガイの一回りは身体が大きく、全長は6mに達しようかというほどの巨体であった。 さらにキガイはしなやかで無駄の無い筋肉をしていたが、このヴォルガの腕は岩のように硬そうで太く、肉体的な攻撃…

僕達の世界線は永遠に変わらない [巨漢のヴォルガ]

飛鳥井らがディク率いるカラス部隊との戦闘を終結させた頃。 北から東へ向かった八神のチームは、カラス軍幹部四人衆の最後の一人ヴォルガ率いる部隊と対峙していた。 八神達の移動中にバッタリヴォルガ部隊に鉢合わせ、互いにその存在と位置を把握している…

僕達の世界線は永遠に変わらない [ディク終了]

ディクが瞬時に技の発動を終え、完全なる防御態勢に入ったがもはや匡は止まらない! 「僕の能力に防御力の概念は通用しない!忽ち消えてしまえ!真空崩壊砲!」 「カッ!バシュン!」 匡の一撃がディクの防御で構えた腕に届き、腕から身体全体を一瞬にして呆…

僕達の世界線は永遠に変わらない [最強の防御技]

飛鳥井が匡の背後から左肩に左手を乗せ、飛鳥井の背後から右肩に結月が手を乗せて、チャラが左足首をまたもや甘噛みする。 「...チャラ。甘噛みはもうやめてくれないかな?気が抜けて集中できないんだよね」 「ひゃふはふえ」 飛鳥井の極々当たり前な注文に…

僕達の世界線は永遠に変わらない [成長期]

匡が意を決したような表情で遠慮がちに提言する。 「飛鳥井さん。交戦する前に僕の考えを聞いて欲しいんだけど...」 「おっ!?なんだ言ってみて」 「さっきの戦闘ではチャラが幹部を先行して倒してくれたからかなり楽に戦えたと思う。だから今回も先に幹部…

僕達の世界線は永遠に変わらない [猫の誓い]

猫ではあったが覚醒猫のチャラは察しが良いらしく、聞き手の三人が真剣に話を聞き真剣に何かを考えてくれていることを理解していた。 「当然その三羽のカラスどもは八つ裂きにしてやったけどね。それだけじゃばあちゃんの弔いには全然足りない。オレはこの住…

僕達の世界線は永遠に変わらない [不法侵入]

「ばあちゃんの代わりに食料を調達すると言っても、お金を出して買い物をしたわけじゃない。申し訳ないとは思ったけれど、人が居なくなった空き家なんかを漁らせてもらった...」 真剣に話しを聞いていた匡が、ここで訝しむような表情をして訊く。 「よく民家…

僕達の世界線は永遠に変わらない [過去のエピソード]

季節は夏だけれど、空には今にも降り出しそうな灰色の雨雲が敷き詰め、辛うじて座ることが可能な家屋の屋根上に三人が改めて座り込む。 そして、結月の腕に抱かれたままのチャラが語り出す。 「ばあちゃんとオレは『神の戒告』があってからもずっと家を離れ…

僕達の世界線は永遠に変わらない [ご主人様]

休憩を始めて15分ほどが経過しチャラが熟睡から目覚め、スッと立ち上がり身体を伸ばして欠伸する。 普通の猫が寝起きで良く見せるあの行動だ。 「ふぁぁぁ、よく眠れた...ニャ?その様子だとカラスどもは無事に殲滅できたようだな」 座ったままチャラを見て…

僕達の世界線は永遠に変わらない [一目瞭然]

万能にも思える瞬間移動能力に弱点があると訊き、結月が興味津々といった顔を近づけ更に問う。 「わたしに弱点なんて無いように見えるんだけどなぁ。その凄い能力にどんな弱点があるって言うの?」 飛鳥井が僅かに怪訝な表情になった。 味方といえど、自身の…

僕達の世界線は永遠に変わらない [弱点]

「ヴン!」 十数羽の化け物カラスをいとも簡単に一羽残らず討ち取った飛鳥井が、二人と一匹の元へ怪我もなく無事に帰還した。 疲れた様子を微塵も見せず笑みを浮かべて二人に話しかける。 「待たせたねぇ、二人とも。残党の掃討は完了だ。いやぁ、能力を使っ…

僕達の世界線は永遠に変わらない [環境適応能力]

匡が大勢の化け物カラスの群れを「真空崩壊拡散砲」を撃ち葬ったあとの空を見上げると、幸運にも難を逃れた十数羽の者が集まり飛鳥井らの様子を窺いながら旋回している。 「飛鳥井さん。残ってるあのカラス達はどうします?」 飛鳥井が腰に付けた革製のナイ…

僕達の世界線は永遠に変わらない [真空崩壊拡散砲]

「匡、君を瞬間移動で敵の真正面に運ぶ。移動した瞬間に君の能力で敵を一斉消滅するんだ。良いね?」 飛鳥井が指示を出して匡の背後に回り両手で腰を掴む。 「了解!いつでも構いませんよ」 「よし。さん...にぃ...いち...行くよ!」 「ヴン!」 事前に作戦…

僕達の世界線は永遠に変わらない [飛鳥井の意図]

「ま、まぁ良いだろう。この辺で許しといてやるよ」 飛鳥井が余りにも真面目に謝るので、ちょっと言い過ぎた感があったのか、チャラは猫なのに気恥ずかしそうにしていた。 「許してくれるか!?そっかそっか、ありがとうチャラ♪んじゃ、残りの化け物カラスは…

僕達の世界線は永遠に変わらない [電光石火!]

「二人ともっ!俺につかまれ!」 猛スピードで向かって来るリーベをやっと目視した飛鳥井が咄嗟に二人へ呼び掛け、匡が右肩、結月が左腕をサッと掴む。 「ヴン!」 体勢を低くし身構えるチャラを残して、三人が瞬間移動でその場から消えた。 「雷鳴!神ちぎ…