刀姫in 世直し道中ひざくりげ 疾風怒濤編 第163話 式神
城の者達を喰らい尽くしても尚足りぬ姚紅が向かった先は、人の多く住む城下町である。
城下町の人々も城の者達と同じように喰らわれてしまうかと思いきや、予想に反して残虐非道な行いが続行されることは無かった。
何故なら、この城下町をたまたま通りかかった一人の強力な力を持つ陰陽師と出会したためである。
姚紅は怪異の中で上位に当たる力を持っていたが、たまたま居合わせた陰陽師は日本でも随一の式神使いであり、流石の姚紅も全く歯が立たず、元の人形に封印されたのだった。
やがて呪いの人形は人から人へと渡って行ったのだが、陰陽師に散々やられ力を回復するのに長い年月がかかったことと、波長の合う人間に出会うことがなかったお陰で姚紅が復活することはなかったのだが...
運悪く、清兵の家族は姚紅の復活の時に遭遇してしまったわけである。
と、少しばかり長くなってしまったけれど、緒方家が参殺された後の話を語ると致しましょう...
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