刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ42 悪魔と仙女の過去
そして、雪舟丸の居る場所とは見当違いの方を向いて笑う。
「グァグァグァグァ!真如よ起きているか?仙人界よりお前が命懸けで盗んでくれた鎧がやっと役に立ってくれたぞ」
亜孔雀は自らが衝撃波で吹き飛ばした地に倒れる真如に対して言ったのだが、倒れる真如の反応は無くピクリとも動かない...
「...殺すつもりはなかったのだが、まさかな...まぁいい。かつて愛した女を己の手で殺めるのもまた一興というものだ...」
怪異であり、悪魔でもある亜孔雀が、何処か寂しげな表情をしたかのように見えた...
果たして、亜孔雀と真如の過去に何があったのか?
唐突ではあるけれど、仙花と真如の会話では明かされなかった、「仙人界より堕ちた仙女」の物語をしばし語ることに致しましょう...
===============================
過去の作品はこちらにまとめてあります!
https://shouseiorutana.com
===============================