orutana2020のブログ

文章を書く上で疑問に思った事や、調べた事を適当に掲載します

刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ74 悪魔

「グァグァグァ。すまんな爺ども!俺は貴様らに比べれば赤子のような年齢だ。なんせ魔界でに生誕して百年ほどしか経っていないんだからな!グァグァグァ...いいだろう。名を覚えてもらっても無駄でしかあるまいが教えてやる。この世と繋がる魔界より現れし俺の名は、『亜孔雀』だ!グァグァグァ、さぁて、狩るとするか...」

 余裕綽々といった亜孔雀が名乗り、城太郎の身体が溶けるようにしてあっという間に亜孔雀本来の姿へと変貌を遂げた。

「この若造、やはり魔界の者か、油断するでないぞ府刹那爺」

「言われんでもわかっとるわい...雅綾、いつもの作戦で行くぞい。先手必勝じゃ」

「心得た...」

 人間が想像を絶するほどの長い時間、将棋の盤上で頭脳戦を繰り広げて来た二人の意思疎通は阿吽の呼吸と云ってもよい。

 それに加え相手がこの世界の者でない恐ろしい悪魔だと知っても、百戦錬磨の雅綾と府刹那に動揺は全く感じられない。と云うかむしろ、久々に味わう命を賭けた勝負を楽しんでしんでいるようにすら見えた。

 蓄えた白い顎髭が、1メートルの長さはあろうかという雅綾が累重杓を大きく振り翳す!

「万物を引き寄せる重力よ!礼儀を知らぬ悪魔の若造をひねり潰せ!圧殺超重力!」

 

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