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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 疾風怒濤編 第187話 忍者

「お銀は拙者より若いのにまっこと博識でござるなぁ。いやぁ、毎度毎度感服するでござるよ」

 

 頭を掻きながら蓮左衛門がお銀を褒め称えた。

 

 そもそも忍者とは、日本特有の兵法として発達した忍術の使い手のことで、忍者という呼び名が定着したのは昭和30年代になってからであり、歴史的には「忍び」と呼ばれることが多かったが他にも乱波(らっぱ)・透波(すっぱ)・草(くさ)・奪口(だっこう)・かまり、など各地で独自の名前で呼ばれていたらしい。

 

 戦国時代、忍者は各地の戦国大名に召し抱えられ、敵の本拠地に侵入し、変装して情報を集める、夜討ちをかける、ときには破壊工作なども行ったとされている。しかし忍者にとって最も重要な仕事は、敵方の状況を主君に伝えることであったことから極力戦闘を避け、生き延びて主君のもとに戻ることが最優先であり、忍術に自分の身を守るためのものが多かったそうな。

 

 ちなみに、忍者といえば忍装束を着ているイメージがあるけれど、日中に忍装束を着ていると目立ってしまうため、日中には着用していなかったと言われている。さらに忍装束は渋柿色のような茶色いものが多く、現代で描かれているような紺や黒などの色は一般的ではなかったらしい...

 

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